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プカプカ島滞在日記①

 新企画!「ケムコ!ふしぎ発見!」の第一弾は、今年度から学生スタッフとして参加させて頂いております民族学考古学専攻修士1年のオオタがお届けさせていただきます!

4歳の時のハワイ、9歳の時の韓国以来の海外渡航!暑かったか寒かったかくらいしか覚えていないので、今回の調査は実質初海外渡航と位置付けております!どんなミステリーがハントできるのか!不定期更新予定ですがしばらくの間お付き合いください!



すいません、プカプカ島ってどこですか?

タイトルにも書きましたプカプカ島、架空の島ではありませんよ!国としてはクック諸島に属する立派な島嶼国です!今回はこの島をフィールドにする考古学、文化人類学、地理学の先生たちの調査が約2週間(トランジットやクック諸島の中心地ラロトンガ島での滞在を含めると26泊22日!!)行われます!慶應義塾大学を主体とするこの島での考古学的調査は1990年代から行われておりましたが、コロナ禍で一時中断。2019年の調査以来約5年ぶりの調査になります。幸運なことに私の指導教官が今回の調査に帯同させてくれました😿

google map2024より引用。環礁の島って上空からみると本当にきれいです。

因みにフランス領ポリネシアにも同じスペルのpukapuka島がありますが、こちらは関係のない島ですからね!お間違いなく!

調査詳細こちら👇是非読んでください。

いざ出陣の時

帯同の話を頂いたのが3月末、そこから約半年間、現地調査の準備を着々と続けてまいりました。そして8月3日、ついに出発の日を迎えたのです。

東京駅から成田エクスプレスで約1時間、無事調査隊と合流。予め成田空港に送っていた荷物を受け取り出国手続きへ。プカプカ島までは、まずニュージーランドのオークランド空港へ9時間30分かけて移動し、約10時間のトランジットを経た後、ラロトンガ島に4時間かけて移動、そこからチャーター機(!)を手配してプカプカ島に。

海外調査に慣れている先生たちのお陰でオオタもなんなく出国。ニュージーランドとの時差は+3時間。夜20時15分発で現地の午前9時到着…もう搭乗の頃には既にヘトヘトでしたので、フライトは爆睡で余裕だと思っていたのですが…

このロゴは間違いなく出国審査ですね。
30分遅れの出発ですが、到着した頃には6分遅れになっていました。飛行機って巻くんですね。
頼もしい表情

90分の講義を座っているのもやっとなのに…

紫色の照明に包まれたなんだかセクシーな機内。搭乗は順調に進み予定時刻に離陸。約1時間ほどすると機内食の時間に。

機内で配られるイヤホンも紫。既に眠そう。
人生初の「チキン オア フィッシュ」。胸を張ってチキンと答えさせて頂きました。

…おいしい!トマトソース煮込み系です!チキンの下にはマカロニが敷き詰められており案外満腹に。さあ、あとは寝るだけ!だったのですが、、、

眠気に従い目をつぶり、、、しかし完全な眠りには落ちず偶に起きて、、、又眠気で目をつぶったと思ったら隣の人がガサゴソと動き、、、トイレに立ち上がり、、、通路側の座席と言うこともあり偶に歩くCAの気配で目が覚めて、、、

全然眠れないじゃないですか!!!あとこの座席倒し方が分かりません!!ほぼ直角の座席で腰が痛いよ~🥲1コマ座り続けるだけでも腰が少し痛くなるのに、、、9時間30分ってガチで辛いです。特に4時間経過した頃が心身ともに一番しんどいです、、、

到着!南半球でっせ!

うつらうつら殆ど寝れず気づいたら朝になっていました。朝食が配られます。もう間もなく到着です🫠

「パンケーキ オア スクランブルエッグ」でしたがパンケーキがご好評につき早めに売り切れ。 

そして待望のニュージーランドへ!機内の着陸アナウンスに耳を傾けて心の中でハカを踊っていると、

「オークランド空港、ただいまの気温8度となっております。」

そう、ニュージーランドは紛れもなく南半球。12月にサンタがサーフィンをする国です。となれば8月はバチバチの冬、嗚呼…遠くの国にきたんだなとこの時強く実感しました。

GPS連動のスマホの待ち受け。南極見えてますよ~

無事に入国審査を通過し、19時発の飛行機まで待機です。この記事もそのタイミングで書いております。国際線乗り換え地点のラウンジで待機しておりますので、ニュージーランドの土地を踏むことはありません。(しかしビザは申請したんですよね…はて…?)

ここで人生初めての海外でのお買い物体験を。勇気を出して店員さんに

「すいません、たばこってどこで買えますか?」

皆さん親切に指を指して場所を教えてくれますが、その親切さと私のリスニング能力が全く対応しておりません。正直全然分かりません。まぁ諦めるかと思っていると、不思議と体がたばこを吸いたくなってきました…!こうなったら引くに引けませんよ~🏋🏽‍♀️腹を括って色んな店員さんにトライアンドエラー!

空がきれいってことしか分かりません。

どうやらカウンターで申告して買うスタイル、日本のコンビニと同様の買い方ということが発覚。故にどこを探してもたばこは無かったのですね。

そしてカウンターの店員さんに勇気をだしてたばこ購入の旨を申告!「銘柄は?」と返答が来ました!いい感じですよ!しかし日本のたばこしか吸わない私は海外の銘柄よくわかりません!

するとアジア人の困惑に気づいた店員さんがすっと取り扱いリストを出してくれました🥲
ちらほらと知ってる銘柄もありますが、ここは粋に全然知らない銘柄をと色々見ていると…どれもpriceの欄に32$と書かれているではありませんか。(我々が出国した際、1NZ$=約95円でした。)

日本円にして約3000円…これ1カートンじゃね…?そんなにいらないけど…
まあ多い分には別に構わないので…これに決めたっ!

😎「おけ~じゃあ32 NZ$頂きます~」

1箱やないか!!たばこに魅了されてるから買ったんや!!お勉強代が高くつきました…

「嗚呼…遠くの国にきたんだな…」

寒空の下知らない味のたばこをふかしながら、もう一発ニュージーランドの洗礼を浴びて夜の飛行機を待つのでした。

次回予告:ここどこだ…ラロトンガ!

飛行機の遅延問題…現地での車の手配問題…到着翌日の日曜日の商店やってるのか問題…ここにきて暗雲が立ち込めてきましたプカプカ調査隊…!

いつ更新できるか分かりませんが、ラロトンガ滞在中にもレポートできたらと思います!お楽しみに!

おまけ:ポストスタイルの灰皿。
国際線乗り換えの為、外に出られる場所が喫煙所だけでした。
少しけむっぽいですが外の空気はおいしーね👍

文責:KeMiCo Ota


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