KeMCo探検記録〜日本古美術なのに令和っぽい?!SNSネイティブのセンスにハマる作品達〜
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KeMCo探検記録〜日本古美術なのに令和っぽい?!SNSネイティブのセンスにハマる作品達〜

こんにちは!KeMCoMのKAHOとRUKAです!

たびたび訪れている展示室を本日も覗きにいくと、いよいよ来週に迫った展示の設営真っ只中でした!!!

初めて対面できた作品たち( ;∀;)

今回は、展示を担当している皆様に作品の制作背景など、裏話も色々聞けたので、そちらを絡めながら紹介していこうと思います!

1. 生のままの作品!?

美術館や博物館といえば、作品が展示ケースに入っているのが普通だと思うのですが、

展示ケースの蓋がない!?

現在設営中だからこそ(覗き)見れる光景でした… 貴重な展示作品を生の状態で見れるなんて、すっごい贅沢!!

2. Instagramフィルターの…!

続いて、別の展示ルームに入ると、一番に目に入ったのがこちら!

あの『三十六歌仙図屏風』です!

この『三十六歌仙図屏風』は、私たちKeMCoMのInstagramアカウントから使えるストーリーズフィルターで使われているので、勝手に愛着が湧いて、初めて実際に見ることができて嬉しかったです。実際に見ると、大きさや迫力にとても圧倒されました…!

KeMCoMのインスタはこちら↓
https://www.instagram.com/kemcomembers/

以前、学芸員補の小松さんがおっしゃっていたように、実際にこの屏風を見ると、自分も歌仙の一人として一緒に並んでいるかのような気分を味わえました。

3. 昔の人も「ギャル」だった?

部屋の奥では、ちょうど皆様が設営を行なっている最中で、展示前の作品も見ることができました。その中で私たちが気になったのがこの作品。

こちらの断簡(だんかん)です!

バイカラーが特徴的ですよね。実はこの作品、ある一つの書籍の中からそれぞれ別の部分を持ってきて繋ぎ合わせたのだそうです…!そのため、この二つの文章に話の繋がりはなく、また、間の文章は別のところで所蔵されているそうです。

文章の流れは考えず、色の組み合わせの好みだけで作品を切り取っちゃうなんて超ギャル…!!


そしてもうひと作品。

こちらは『三十六歌仙絵巻』

三十六の歌仙たちが代表的な和歌とともに描かれた絵巻になっているのですが、描かれている順番・時代はバラバラなんです。また、歌仙とともに書かれている和歌は通常の五・七・五・七・七のリズム通りに書かれているわけではなく、自由に切られています。

これは、編纂者が遊び心を持たせるために、違う時代の歌仙同志を並べて見る人に「どっちの方が好き?」と問いかけたり、和歌のリズムを崩して書いていたようです。歌仙の絵に沿うように、デザイン性も重視したみたいですね。

三十六人分も書いてるうちに、こうやって遊びたくなっちゃった昔の人たちに、とても親近感を抱きました。

最後に

作品が展示ケースに入っているのを目の当たりにして、「いよいよ...KeMCoのグランド・オープンが近づいているんだな!」と、あらためて感じたKAHO & RUKAでした。
皆様に見ていただけるのももうすぐ、とっても楽しみにしています!

文責:KeMCoM KAHO & RUKA

慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)は、2021年4月にオープンした慶應義塾の大学美術館です。このnoteでは、KeMCoの所員やスタッフがミュージアムやアートに関わる話題を幅広く展開します。「我に触れよ(Tangite me):コロナ時代に修復を考える」展10/18〜