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【どこでもKeMCo】オンライン学習サービスFutureLearnで、KeMCoの講座を受講しよう!

オンラインでの学習サービスが普及し、学びの形も多様化する現代。
オンラインの学びの中でも、大規模で公開性が高いオンライン教育講座を提供するプラットフォームはMOOCs(Massive Online Open Courses)と呼ばれ、世界中から注目を受けています。

大学をはじめとする教育機関・研究機関によってMOOCs上で提供されたオンライン講座は、プラットフォームを通じて国内外問わず世界中の人々に開かれ、またオンライン上での受講者同士の交流を生み出しています。
世界中の教育機関が提供するバラエティに富んだ講座を無料もしくは低価格で受講できることから、世界的な普及が実現しつつあるMOOCs。慶應義塾大学も数年前から参入を始め、FutureLearnというプラットフォームでコンテンツの公開を行っています🛜

今回は、私たち慶應義塾ミュージアム・コモンズ【KeMCo】が無料で公開しているプログラム大学ミュージアムにおける創造的「空き地」の実践を、実際の受講の流れも交えながらご紹介します!


FutureLearnで学んでみよう

KeMCo講座どんな講座?

まずは今回の講座の趣旨をご紹介。
私たち慶應義塾ミュージアム・コモンズ(以下・KeMCo)は、慶應義塾大学に生まれた新しいミュージアムとして2021年にオープンしてから、コレクション・マネジメントへの新たなアプローチに取り組んでいます。KeMCoの掲げる”創造的「空き地」”というコンセプトのもとに慶應義塾の内外から人々が集い、これまで様々な活動を展開してきました。
今回のFutureLearn講座では、KeMCoが実践するコレクション・マネジメントを参照すると共に、KeMCoと結びつく「コミュニティ」「共有」「空き地」といったコンセプトについて学びながら、それらが大学のコレクション・マネジメントにおいて果たす役割について議論していきます。

FutureLearn101

まずはFutureLearnの受講ページへ。
今回の講座は2つのセクションに分かれており、毎週1セクション分を学習していくシステムです。2週間の期限内は無料で受講可能となっており、FutureLearnの定期コースに加入すれば、期限後も無制限にアクセスが可能です。
登録ページにはこちらからアクセス可能。英語と日本語の2言語に対応しています✨

今回は日本語版を選択👆

今回は実際の受講画面も特別にお見せしていきます!
日本語版の受講ページはこんな感じ。FutureLearnの講座は、長い講義動画を集中して視聴するようなタイプではなく、いくつかのチャプターに分かれているスタイル。休憩をはさんだり、気になるところは調べたり見返したりしながら、自分のペースで無理なく受講することができます📝

コンテンツは、レクチャーパートとディスカッションパートの2つに分かれています。
レクチャーパートでは、動画や文書を通じて受講者にインプットを促すパート。文書の部分がレジュメ形式にまとめられたPDFをダウンロードすることもできます!

動画は日英字幕完備。速度も調整できます🙆‍♂️
文書のセクションはほどよく読みやすい分量。関連項目のリンクも付属しています📋

一方のディスカッションパートは、受講者同士の交流の場。設定されたテーマに関して、受講者同士がコメント形式で自由にアイデアを共有することができます!

昨年先行して公開された英語版では活発なディスカッションが!
写真を共有することもできます📸

一方的なレクチャーに終始せず、受講者間、また受講者ーホスト間で意見の共有やブラッシュアップができるのがFutureLearnの強み。こうした双方向的な学習を、全国・世界中の人々と展開することができます✨

講座を受講してみよう

講座の内容をお伝えしすぎるとネタバレになってしまう……ということで、講座のweek1の内容のあらすじ(ネタバレではない)をご紹介します📝

week1は4つのチャプターに分かれています。
1つ目のチャプターでは「コミュニティ・コレクション」に注目し、「そもそもコレクションとは?コミュニティとは?」という定義の部分から、コミュニティが形成するコレクションと私たちの関わりについて考えていきます。

ディスカッションパートでは、受講者たちが身の周りの
コミュニティコレクションについて紹介し合っています🎤

2つ目&3つ目のチャプターでは、大学が形成するコミュニティ・コレクションに注目し、慶應義塾大学を含む日本国内の様々な大学のミュージアムによる、コレクションにまつわるユニークな取り組みを紹介しています。

KeMCoスタッフが全国各地の大学ミュージアムにお邪魔し、
各大学での取り組みについてお話伺いました🎤

それぞれの事例を踏まえつつ、大学ミュージアムのコレクションに代表される”コミュニティ・コレクション”が抱える課題についても、受講者の皆さんと一緒に考えていきます。

最後のチャプターでは、大学の形成するコミュニティ・コレクションが抱える課題に対してのアプローチについて考えていきます。その一環として、KeMCoが展開する活動の基盤にある「空き地」というコンセプトもご紹介しています。チャプター内にはKeMCoの見学ツアーのビデオもあり、KeMCoがどのような特徴をもった施設であるかを皆さんに知っていただけるコンテンツにもなっています🤗

まだまだある!慶應発講座📝

今回紹介したKeMCoによる講座のほかに、慶應義塾大学からは他にも12の講座を公開しています。文化芸術分野にとどまらず、インターネットや量子コンピューターといったテクノロジー分野など、幅広いトピックを扱った講座を用意しています。詳細はこちらからご覧ください👇

まとめ&KeMCoからのお知らせ

今回は、KeMCoがオンライン学習サービス・FutureLearn上で無料公開しているプログラム大学ミュージアムにおける創造的「空き地」の実践についてご紹介しました。
大学ミュージアムならではの視点による問題提起に加えて、私たちKeMCoについても深く知っていただける講座になっています!受講期間中は完全無料ですので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています!
FutureLearnでは慶應義塾大学の他にも、世界中の教育機関が多彩なコンテンツを公開しています。興味を持たれた方は是非アクセスして、気になる講座も発掘してみてください👀

さいごに、KeMCoで開催中の展覧会のお知らせ!
KeMCoでは10月7日より、展覧会「Land-scape-お持ち帰りできる風景」を開催しています。
四季の移ろいと共に常に変化し続ける風景を楽しむために、古今東西、人々は風景の在る場所に絶え間なく足を運んできました。そして中世の昔から、書物や版画・写真といった複製技術を用いて、風景を画面の中に留めました。
本展覧会では、イギリスやヨーロッパの作品を中心に写本や稀覯本、版画や写真、絵葉書や旅の道具などを通じ、みなさんを「お持ち帰りできる風景」を見出す旅にご招待します。

「Land-scape-お持ち帰りできる風景」

会期|2024年10月7日(月)~12月6日(金)
   11:00–18:00【土日祝休館】

特別開館|10 月19 日(土)、11 月23 日(土・祝)
臨時休館|10 月21 日(月)、11 月25 日(月)
入場|無料、事前予約不要
主催|慶應義塾ミュージアム・コモンズ
協力|慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾大学三田メディアセンター


文責:KeMiCo Hakuto

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