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慶應義塾所蔵の文化財・美術作品のデジタル化(の舞台裏)

慶應義塾ミュージアム・コモンズ(ケムコ)では「さまざまなデジタル技術を活用し、文化財情報へのアクセスを拡張する仕組みを開発」しておりますが、そうした活動の一環で現在、義塾が所蔵している文化財・美術作品のデジタル化を進めています。

デジタル化の目的は、(経年劣化や損傷が不可避な)作品の記録・保存のためであったり、(物理的に鑑賞や閲覧が困難な)作品のアクセスポイントを増やすためであったり、あるいは、(肉眼では見ることの難しい)作品の細部まで視覚化するためであったり...多岐に及びますが、今回は堅苦しい話は置いておき、デジタル化の舞台裏、現場の模様を写真を交えてご紹介していきます。

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現在、ケムコで静止画像の撮影を担当してくれているのは、カロワークスの村松桂さんです。撮影の手際の良さもさることながら、どのような作品がきても(構図を決めたあと)シャッターを切るのは基本1回というところは、まさしくプロフェッショナル!です。

↑ カロワークスさんもnoteを綴っておられます ↑

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撮影は毎回 1) デジタル化対象作品の所蔵・所有先の教職員の方々、2) 村松さんはじめカロワークスの皆様、そして 3) 私たちケムコのメンバー、3者立ち合いのもと行われます。全員で作品を見て「どの箇所にフォーカスするか」「構図はどうするのが良いのか」等々、話し合いながら進めていきます。

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写真(左)のように、撮影現場には、カメラや接写撮影台、照明等々が準備されており、撮影する作品に応じて、レンズをはじめ使用機材が選定されます。また、写真(右)のように、通常、撮影目的に使われない場所でも、カロワークスさんの手に掛かれば、急設の撮影スタジオに早変わりしてしまったりもします。

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先週〜今週にかけては、15世紀に描かれた西洋絵画や江戸時代に出版された古典籍など、多種多様な作品群を撮影していきました。撮りためているデジタル(化された)作品は、近日中に一風変わったかたちでの一般公開を予定しているので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

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ちなみに、今回撮影に使用されたカメラは、富士フィルム社製の「GFX100」という機種でした。このカメラ、ミラーレスということもあり、見た目はとてもコンパクトなのですが、1億画素と超高解像度の静止画像が撮れるそうです。

実際、撮影された画像を見てみますと...それはもう、驚愕のクオリティでした。静止画像にもかかわらず、紙の毛羽立ちや筆致がきめ細やかに見てとれ、まるで立体的に、浮かび上がってくるようでした。

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いずれの作品も、今秋の一般公開を予定しております。
皆様に見ていただける日が、今から楽しみです。


さいごに

更新頻度が月一程度になってしまっているこのnote...今回からURLが変わっていることにお気づきでしょうか?新しいURLは https://kemco-keio.note.jp/ となりました。これを機に(今度こそ)更新頻度をあげていきたいと思います!

今後とも、ケムコ(のnote)をよろしくお願い致します。
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(ケムコ)所員: 宮北


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慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo:ケムコ)は、2021年3月にオープンする、慶應義塾の新しい大学ミュージアムです。このnoteでは、KeMCoの所員がオープンまでの道のりをお伝えしながら、ミュージアムやアートに関わる話題を幅広く展開していきます。
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