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【5/10まで開催中!エフェメラ展】KeMCoからの招待状✉️エフェメラって何??📚

KeMCoでは「エフェメラ:印刷物と表現」展を3/18(月)から5/10(金)まで開催中!
エフェメラって何だろう?という疑問をクリアにすると、世の中の見え方が変わるかもしれません👀私たちの日々の生活にはエフェメラが潜んでいる……それどころか、エフェメラに囲まれているのです🌍✨
そろそろ新年度、ということで、KeMCoへの行き方も含めご案内したいと思います😉


KeMCoへようこそ!

KeMCoって?

三田キャンパスにはKeMCoという大学ミュージアムがあること、ご存じですか???💁🏻‍♀️
三田に通った卒業生でも意外と知らなかった!という方もいるこの施設の正式名称は、「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」といいます。Keio Museum Commons、略して通称「KeMCo(ケムコ)」です。

一口に「慶應」といえど、大学には様々なコミュニティが存在し、それぞれの場で所有する知識もあり、オブジェクト(モノ、コレクション)もある__それらの存在を相互に知り、関わり、活用していくためのハブ(hub)となるミュージアム、をコンセプトに展覧会やイベントを行なっています。

⏫今年度もKeMCoの先生方によるユニークな講座、「オブジェクトとアートをめぐるパースペクティヴ/デジタル・ファブリケーション実習」が開講されます👀履修申告迷っている方はぜひ!😊

これから三田に通われる皆さんにも、継続して通っている皆さんにも、お近くへいらした皆様にも、新生活・新年度に花を添える存在としてKeMCoがお力になれれば嬉しく思います!🌸

KeMCoへの行き方👟

東別館、と聞くとどこにあるのか、ちょっと想像しにくいかもしれませんが、東門を出て徒歩30秒の場所にあります👀
東京タワーが見える桜田通沿いの東門を出たら、右手に曲がって30秒、スーパーの隣の背の高い白い建物、鏡張りの入り口を入るとKeMCoです✨✨

https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

ちなみに、KeMCoのテラスから見たキャンパスはとっても綺麗。桜も咲くので春は特におすすめの隠れフォトスポットでもあります📸

晴れた日は3Fテラスへ出ることができます☀️
(この写真は去年撮影しました)

「エフェメラ:印刷物と表現」

東別館に入るとこんな感じ…⏫会場は3階です😊

エフェメラってなに??

さて、今回の企画展「エフェメラ:印刷物と表現」へ!
エフェメラ(ephemera)とは何でしょう??まずは展覧会の案内を読んでみましょう🤔

美術作品や書籍のように長期的な保存を本来の目的とせず、時限的な情報掲載や使用が主たる目的であるチラシやパンフレットなどのアイテムは、限られた期間で消えゆくものとして「ephemera=1⽇だけの、短命な」の⾔葉が与えられ「エフェメラ」と呼ばれます。安価につくられ配布された印刷物のエフェメラ(printed ephemera)は、時代ごとの出来事や空気を伝える重要なアイテムであり、近年、ミュージアムをはじめとする文化機関において蒐集の対象ともなっています。

https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20240318/
(参照:2024/03/26、太字は筆者による)

エフェメラとは、「今・ここ」の情報を誰かに伝えるという確かな役割を託して制作され、使われていくモノ。

そう言われると、この間の新春展のこのポスターも、

その前の臥遊展のこのポスターも、

昨日手に取った気になる展覧会のチラシも、家に届いた招待状も、はたまた記念に取って置いてあるチケットも、、、「エフェメラ」なのです

そうして彼らの名前を知って改めて見ると、日常的にいつもどこかで見ている情報源としてのチラシやポスターの中にも、その情報の特異性を伝えたり、より興味を引いたりするためのそれぞれに工夫がなされていることに気付かされます👀

美術館やギャラリーでも頻繁に製作されるエフェメラには、作家やデザイナーの工夫=表現が展開されているものの、「作品」として位置付けるのか?「資料」なのか?その位置付けが難しく、保存の対象としての難しさもあるようです。でもだからこそ、手に取りやすくもあります。今回の展覧会では、エフェメラの魅力を伝えるエフェメラ自体の展示だけでなく、シンポジウムや現代作家の作品展示、関連イベントを並行しながら、エフェメラや印刷物について思いを馳せていきます📚

会場(2階)及びYouTube(期間限定公開中⏬)でシンポジウムの様子を公開しています
河口龍夫と冨井大裕による二人展@Room2
次回以降のnoteでもご紹介していきます

エフェメラ展のエフェメラ

そんな「エフェメラ」を紹介する今回のエフェメラ展でも、宣伝隊としてエフェメラが制作されました✨

それがこちら!⏬
チラシやポスター、既にどこかで目にされたでしょうか??

https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20240318/

画像で見ても格好いいですね🥺✨でもでも、印刷物としてのこのエフェメラはもっと魅力的なんです!

データで見ると格子状の模様として見えるグレーの線としての模様ですが、印刷物で見ると一見この模様は目に入りません。

これを自然光にかざすと……

全体バージョンと拡大バージョンを撮ってみました📷

格子の模様がキラキラと光って浮かび上がるように見えてくる様子、お伝えできているでしょうか…??💓デザイナーさんのアイデアと印刷技術が掛け合わさることで生まれる表現に脱帽です😳👏

ぜひKeMCoに来る前に、あるいはKeMCoで、お手に取って「エフェメラ展のエフェメラ」も楽しんでいただければと思います👍

おわりに

情報の発信者と受取手の間を彷徨い、繋ぎ手となる、開かれた制作物・エフェメラ。その先には作家とアート、アート・ギャラリーと鑑賞者のコミュニティがあり、現在そうしたエフェメラを所蔵する機関と今回の展覧会の関係性があります。
この春、「エフェメラ展のエフェメラ」をきっかけに、エフェメラを通して広がる世界に触れてみませんか??🌸📚


KeMCo企画展「エフェメラ:印刷物と表現」

日付|2024年3月18日(月)~5月10日(金) 11:00–18:00 土日祝休館
特別開館|3月30日(土)、4月20日(土)
臨時休館|4月1日(月)、4月30日(火)~5月2日(木)
場所|慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)    
入場|どなたでもご覧いただけます・無料
主催|慶應義塾ミュージアム・コモンズ、
特定⾮営利活動法⼈ Japan Cultural Research Institute
協力|慶應義塾大学アート・センター
出品協力|東京国立近代美術館アートライブラリ

関連イベントも多数!⏫こちらから随時ご予約受付しております!🔥

文責 KeMiCo Honoka