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KeMCoM探検記録~文字景、プチリニューアル!?~

KeMCoM探検隊のKeMCoM RUKA & YUIです!

本日は、文字景の展示が少しだけ変わったと聞き、KeMCoM探検隊が久しぶりの出動です!!(キラキラ)どんなところが変わったのでしょうか?早速学芸員の松谷先生の解説とともに見ていきましょう♩

1.三十六歌仙絵巻

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今まで巻頭が公開されていた三十六歌仙絵巻ですが、変更後は巻末の6名をご覧いただけるようになりました。

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↑ 女性の歌人が2名となったので、より色鮮やかなパートをお楽しみいただけます!


2.西行法師行状絵巻

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以前は西行法師の出家前後を公開していましたが、今回は出家後と往生するシーンに変更されました。

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↑ 桜の木の近くでたたずむ西行法師。とても小さくて気付かずスルーしてしまうところでした…(笑)描かれている景色が美しいのでオススメです!


3.源氏物語

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箱の前面の蓋が、裏面から表面にチェンジ!これまでは紫式部が執筆中の様子をご覧いただいていましたが、現在は箱の上面とつながるお花の柄を公開しています。


4.源氏物語[抄出]・「葵」

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公開ページが変更になりました。かっこいいデザインの屏風が印象的です!硯の部分は以前と変わりありません。


変更の理由

今回公開シーンが変更された理由は大きく分けて2つ。1つは、違うシーンを公開することで、1度ご来館頂いた皆様にもあらためて楽しんでいただくためです♩

もう1つは、保存上の観点からなんです!作品は光に弱く、ずっと同じページを公開していると劣化してしまうのです。(びっくり!)特に墨よりも絵の具の方が光に弱いということで、今回絵の具が多く使われている作品のシーン変更が行われました。

また、公開場面の決定に際しては、作品の状態なども大きく関わってきます。保存状態があまりよくない部分に関しては皆様にお見せできないのです…。同じ作品でも、保存状態が良いところと悪いところがあるというのにびっくりだったKeMCoM探検隊なのでした。


おわりに

これからいらっしゃる皆様も、既にお越しいただいた皆様も、どなたでもお楽しみいただける展示会へとパワーアップいたしました!(ぱちぱち)

慶應ミュージアム・コモンズでの展示会『交景:クロススケープ』は6月18日(金)までオープンしております。ぜひこの機会をお見逃しなく♩

文責:KeMCoM RUKA & YUI



交景:クロススケープ

日程:2021年4月19日(月)~6月18日(金)10:00~18:00(土・日・祝は休館)
場所:慶應義塾ミュージアム・コモンズ(慶應義塾大学三田キャンパス東別館)※入口はキャンパス構内側ではなく、桜田通り沿いになります。
対象:どなたでもご覧いただけます。(事前予約制)
※ご予約はこちらから
費用:入場無料
お問い合わせ:慶應義塾ミュージアム・コモンズ

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