体験レポート②Room Xで知る民族考古学の世界!
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体験レポート②Room Xで知る民族考古学の世界!

慶應義塾大学が所蔵している文化財を、オンラインで楽しむことができる「Keio Exihibition Room X : 人間交際」、今回はその中でも民族考古学専攻の分野をご紹介していこうと思います。

Room Xは、開いていただくとまずはその名の通り「部屋」のような空間が広がっており、部屋の中に飾っている作品を一つ一つクリックしていただくと詳しい作品紹介にアクセスできるようになっています。

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この大きな部屋の右下にある三つのマークのうち真ん中にあるマップマークを押していただくと、トピックごとにまとめられた展示を見ていただくことができるようになっています。実際に、民族考古学専攻のトピックを開くと、このように作品が表示されます。

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このページの面白いところは、ページを上下にスクロールするとなんと画面が左右に動くようになっているところです!実際に展覧会に訪れて、作品を一つ一つあるきなが見ているような気分を味わうことができます。(こんなところでもユニコンくんが案内してくれていますね!)

この展示の中で、私が特に注目したい作品が、「日吉矢上古墳出土品 鼉龍鏡・玉類・竪櫛」です。

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この三つの出土品が発掘されたのは日吉矢上古墳なのですが、日吉と矢上といえば我らが慶應義塾のキャンパスがそれぞれある地域ですね。何気なく通っていた大学の近くにまさか古墳があり、見事な状態の出土品がいくつも見つかっていたとは知らなかったので、とても驚きました。

日吉矢上古墳は、日吉キャンパスの北約300mにあった径20m強の円墳である。1936年、古墳のある台地が工事で削られた際に慶應義塾の教員が発見、発掘を実施。小規模な古墳ながら2面の青銅鏡を含む豊富な副葬品が出土し、大きな注目を集めることになった。当時は私立大学による古墳の発掘は珍しく、慶應義塾の考古学研究が広く知られるきっかけとなった発掘のひとつである。(安藤広道)

古墳時代の出土品でここまで綺麗な状態で発掘されたものは大変珍しく、1940年には慶應義塾初の国宝、1950年には重要文化財に指定されました。

Room Xでは、それぞれの作品をクローズアップして鑑賞することもできます。

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今回はRoom Xの活用法や民族考古学の分野に注目してご紹介してみました。Room Xでは他にも多くの作品が展示・紹介されています。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?

文責:慶應義塾大学文学部 O.R.

慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)は、2021年4月にオープンした慶應義塾の大学美術館です。このnoteでは、KeMCoの所員やスタッフがミュージアムやアートに関わる話題を幅広く展開します。「我に触れよ(Tangite me):コロナ時代に修復を考える」展10/18〜