【毎週更新】🥬コンポスト日記📝(6月10日週)
昨年度から取り組んでいる慶應義塾ミュージアム・コモンズのSDGsプロジェクト。その一環で今年度は、メディア・アーティストの三原聡一郎さんによる「装置」でコンポスティングをはじめてみました!
この日記では、そのコンポストの生成過程をお伝えしています🌿
毎週末、更新予定です💡
コンポストについての詳しい説明はこちらの記事をご覧ください!
今週の記録📝
それでは、今週のコンポストの様子をお届けします📸
6月10日
紅茶
ほうじ茶(2)
レモングラス
あんずの皮と種
再スタートした青森バケツに投入した基材は、水分が少し飛んでカサカサしてきました。色もすこしあせてきたような…。
また、コンポストからなんだかスパイシーな香りも。先日投入した唐辛子の影響でしょうか…?
慶應バケツには、先週の土曜に羽虫が入りこんでいたことが判明😱
蓋を開けて外へ逃がしました👋
三原さんからアドバイスを頂き、虫の発生を防止する一案でコンポスト装置の回転数を上げることに。普段は一見すると気付かないほどゆっくりと回転している装置ですが、「ウィ~ン」と音を立てながら元気に稼働中です💪
6月11日
紅茶ティーバック(チャイ・日東紅茶)(2)
ルイボスティー
筑前煮のだし(つゆ)
コールスロー
あんずの種&果肉
夏ミカンの皮
レモングラス
ほうじ茶ティーバック
最近よく投入しているあんずの種&皮。
実はこれ、コンポスト所有者の津嘉山さんからKeMCoへの差し入れで、ご自宅の庭に生えているあんずの木から収穫されたものだそう😋
一方、先日大量のKFCフライドチキンを投入した中等部バケツでは、湿度は良好なものの、アンモニア臭のような刺激臭が…。
投入したチキンの骨や身が比較的大きかったので、手で折ったり割いたりして細かくしました。また、熟成中のコンポストの中身を再度投入。そうするとアンモニア臭がかなり緩和されました✨ 酸素を与えることが重要!
6月12日
アボカドの皮
夏ミカンの皮
ほうじ茶ティーバック
あんずの皮と種
だら茶
昨日大量のコールスローを投入した慶應バケツ。一晩経って空けてみると、中身が泥団子状に…。
中身を割ってみると、大きなものにはあんずの種が入っていました👀
おにぎりみたいですね🍙
臭いはというと、ぬか床のような発酵臭が。団子状に固まってしまったために、その中に空気がとおらず嫌気性微生物が活発になってしまっているよう。ひとまず団子を崩してかき混ぜてみました。
昨日刺激臭が出ていた中等部バケツは、すこし臭いが落ち着きました。再開したばかりの青森バケツからは、投入物本来の爽やかな香りが🌿
6月13日
紅茶ティーバック
ルイボスティー
あんずの種
夏ミカンの皮
コーヒー(4)
団子状になってしまった慶應バケツ。ただ、分解が進んで黒々といい状態ではあったので、そのまま熟成させることにしました。代わりに、再開前の青森バケツで分解していたものを慶應バケツに戻して、引き続き分解を進めることにしました🌱
刺激臭がしていた中等部バケツはだいぶ自然な香りに戻ってきています✨
6月14日
コーヒー
ほうじ茶
コールスロー
中等部バケツには若干の刺激臭が残っていましたが、分解は着実に進んでいる模様。紙ナプキンはかなり分解が進み、ボロボロな見た目でマイタケみたいでした🍄
先週との比較🌱
では、先週と今週のコンポストの様子を比較してみましょう!
全体
中等部バケツ
青森バケツ
慶應バケツ
再スタートした青森バケツは今週から本格的に投入が始まりました!
中等部バケツはいろいろ変遷しながら、分解が着実に進んでいます✨
三原展が開催中!📣
「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」が開催中です!
本展では、コンポスト日記ではおなじみ、メディア・アーティストの三原聡一郎氏にクローズアップします👀
身の回りの様々な物質や現象を芸術に読みかえ、自身の作品を「空気の芸術」と称して制作活動を展開してきた三原氏。近年の三原氏の作品に加え、それらを「レシピ」としてアーカイヴ化する試みを展示します。
そして、三原作品の一部としてケムコンポストも展示の仲間入り😉
ケムコンポストと三原さんの「装置」にも是非会いに来てください!
そして来週土曜日6/22は土曜特別開館日!
平日はお忙しい方もこの機会に是非ご来館ください🤗
「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」
会期|2024年6月3日(月)-8月3日(土)
[土日祝休館]11:00~18:00
特別開館|6月22日(土)、8月3日(土)
臨時休館|6月24日(月)、7月29日(月)
入場|無料、事前予約不要
主催|慶應義塾ミュージアム・コモンズ
特別協力|株式会社ニソール
協力|株式会社田村商店
京都芸術センター 制作支援事業
文責:KeMiCo Hakuto