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📚エフェメラの魅力に迫る🗒エントランス動画ウラ話🎥

春から新生活を迎える皆さま、おめでとうございます🌸
KeMCoでは「エフェメラ:印刷物と表現」展を3/18(月)から5/10(金)まで開催しています!
今回、学生学芸スタッフKeMiCoでは、エントランスで投影中の動画、題して"Invitation to Ephemera"を制作しました🎥 
本note記事ではその「ウラ話」として、こだわりポイントなどをお伝えしていきたいと思います😉

一階エントランスを入って突き当たり、座ってご覧いただけます👀

⏩エフェメラって何?というお話はこちらから💁‍♀️


エフェメラ動画ができるまで

きっかけ

遡ること展示3週間前。エフェメラ展の準備が佳境を迎える中、学芸員の先生方からKeMiCoにお声がかかりました。
その内容は…

「エフェメラは冊子の中身がかわいかったり質感の工夫が面白かったりするのに、展示室では手に取れないし中身を全部見られるわけじゃない!そのあたりの魅力が伝わる動画を作ってほしい!」

この提案をきっかけに、エフェメラ動画プロジェクトが動き出しました。

手探りでPremiere Proを勉強中。アドバイスお待ちしています……!

そして一緒に授けられたのがこの二冊の分厚い入門書……というのも、担当したKeMiCoメンバー3人に動画を作った経験はほぼゼロでした。しかし、3週間後に展示は始まってしまう!そんなワクワクとドキドキと共にスタートしました🌱

①方針を決める

まず最初は、どんな動画にしよう??と話し合うところから始動。
どうやったらエフェメラの魅力が伝わるのか……YouTubeで「Read with me」という読書動画を見てみました。「Read with me」はYouTuberさんと一緒に読書する、いわゆる作業系動画にあたるもので、リラックスしたムードで読書する手元の様子などが落ち着いた音楽と共に映し出され、紙の本ならではページをめくっていく楽しさ・心地よさが魅力的📚✨

しかし、ながら作業に適した「Read with me」と違って、今回制作する動画は会場で見ていただくもの。また、凝った編集は難しそう……ということで、このようにしました☟

①冊子をめくる様子を画角を変えて目に楽しく紹介する!
②編集はあえてシンプルにしてエフェメラを見ていただく!
③長さは8分程度にする!

果たして、完成動画はどのようになったでしょうか……??

②撮影してみる

善は急げ!ということで、とんとん拍子にその日のうちに撮影を開始しました🎥
固定カメラを設置し、丁寧にページをめくっていきます。

KeMiCoメンバー、カメラのセッティングに奮闘中。

今回の展覧会に出品されるエフェメラのほとんどを拝見させていただくという大変な役得に恵まれ、やはり先生方がおっしゃるように
「エフェメラは冊子の中身がかわいかったり質感の工夫が面白かったりするのが魅力的!」という思いを強くしたと同時に、
「手に取って・並べてみたときの楽しさを伝えたい!!」と考えるようになりました。

どの冊子をどうやって撮影しよう??と選んでいるときの写真📸
ゴム手袋(通称ニトリル)を付けて扱い、浮いてしまって見辛いページは竹ベラでそっと抑えます

実は、パッと切り替わってしまうそれぞれの場面にもKeMiCoの思惑があります👀
例えばこの場面(動画1.南画廊カタログより)。この冊子は、横にめくって中身を読む、だけでない楽しみがあります。

閉じたままだとこんな感じ

実は、広げてみると、車が出てくるのです。

開くとこんな感じ

この工夫と楽しみをお伝えすべく、「方針①冊子をめくる様子を画角を変えて紹介する!」を実践してみました。真上からの画角で全体像をお見せしつつ、斜め横からの接写を組み合わせることでページを広げる臨場感と、イメージが展開していく楽しさをお届けしたい!!、という狙いがあります🚗

真上からの撮影と、
斜め横からの接写

さらに、この場面(同じく動画1.南画廊カタログより)。一見するとカタログが雑然と並び、入れ替わっていくのですが、たくさんのエフェメラの中から同じ作家による複数のカタログが一緒に画面内に収まるように意識しながら出し入れし、中身を見ていくという構成になっています。

右手:菅井汲
中央:清水久兵衛
左手:靉嘔
左右とも:ジャスパー・ジョーンズ

同じ作家・同じ画廊(南画廊)からの発行物として並べ、比べてみることで、作家ごとの関心の違いが垣間見えるようで楽しい撮影でした📕

③編集する

さて、データを取り込んで編集!と息巻いたところ、「方針③長さは8分程度にする!」に対し、なんと動画素材(編集前の動画の全体)が60分を超えることが判明……。動画編集に長けた方なら当たり前、もしくは取捨選択の余地があって良いという感覚になるのでしょうか。正直なところ筆者はそれぞれに愛着があって捨てがたい、しかし一度見るにも長すぎる素材の量にちょっぴり絶望的な思いがしました……😭😭
とはいえ、充実した動画になりそう!ということで、内容を5つのパートに分けることになりました。

編集は、このような⏫Premiere Proというアプリを使って行いました。まずこの画面のどこを押すと何が起こるのか?!を知るところから恐る恐る始め、切り取り、並び替え、短縮、補正……これを地道に続けていきます。

冊子を見る際にストレスのないように、途中で画角がずれないよう調整したり、本来冊子を閲覧する際のページめくりのスピード感を踏まえつつ、動画として見やすいように早送りを多用する塩梅に注意したりしながら、編集作業を進めていきました。

④遂に完成✨

そして……ついに、完成の時を迎えます❣️
素材が60分、5つの動画に分けることになったときには展覧会の開幕に到底間に合わないのではないかと非常に不安でしたが、開幕1週間前を切った3月13日、無事粗方の作業が終了しました👏
さらにブラッシュアップを進め、遂に完成!✨こうしてエフェメラ動画をお目にかけることができて本当にホッとしています😮‍💨

60分の動画素材、なんと約16分に縮まりました😳😳👏

Invitation to Ephemera

会場に設置されたキャプション

無事に完成したエフェメラ動画には、会場へ向かう前に1Fエントランスでご覧いただくこと、エフェメラにより興味を持っていただくためのきっかけになってほしいという気持ちを込めて、”Invitation to Ephemera”というタイトルを付けました。キャプション文面もKeMiCoで考えさせていただきました😚

Invitation to Ephemera

エフェメラは、多くの人の手に取られることを意識して作られたもの、とも言えます。ページをめくるごとに見つかる魅力––紙の質感や色合い、形状に迫る動画を制作しました。
多種多様なエフェメラの生き生きとした世界を感じていただければ幸いです。

16分の動画の内訳は以下のようになっています⏬

1. 南画廊カタログ 4分
2. Studio International 4分
3. Art & Project bulletin 2分
4. 南画廊カタログ 3分
5. SAC / SAC Journal 3分

※南画廊カタログについては点数が多く動画も沢山撮れたので、二部に分けています。

エントランス動画をきっかけに、展示室で、さらにはそれぞれの「エフェメラの住み処」でエフェメラに触れてくださる方が増えることを願っています🥰「エフェメラ展」にお越しの際はぜひ1Fの動画もご覧ください!✨


KeMCo企画展「エフェメラ:印刷物と表現」

日付|2024年3月18日(月)~5月10日(金) 11:00–18:00 土日祝休館
特別開館|3月30日(土)、4月20日(土)
臨時休館|4月1日(月)、4月30日(火)~5月2日(木)
場所|慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)    
入場|どなたでもご覧いただけます・無料
主催|慶應義塾ミュージアム・コモンズ、
特定⾮営利活動法⼈ Japan Cultural Research Institute
協力|慶應義塾大学アート・センター
出品協力|東京国立近代美術館アートライブラリ

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画面左:展覧会チラシ と å³ï¼šã‚«ã‚¿ãƒ­ã‚°

文責 KeMiCo Honoka


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