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慶應義塾所蔵の文化財が一同に会する、オンライン展覧会を開催中!

前回の記事でお伝えしたように、慶應義塾ミュージアム・コモンズでは現在、義塾所蔵作品のデジタル化を進めております。

そうしてデジタル化された作品の一部は、現在、「Keio Exhibition RoomX: 人間交際」と題したオンライン展覧会でご覧いただけるので、是非皆様に楽しんでいただければと思います。_________________________________________________________________________________

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慶應義塾は数多くの文化財を所蔵し、キャンパスのさまざまな場所で、教育・研究活動を映す展覧会を開催してきました。この2施設の開館によって、これらの多様な活動が相互に結びつけられ、一層あざやかに社会に開かれてゆくことが期待されます。

その先駆けとして、オンラインに一風変わった「部屋」(Exhibition RoomX)をオープンし、「人間交際(じんかんこうさい)」をテーマに展覧会を開催します。「人間交際」は、福澤諭吉が「Society」にあてた訳語です。「萬來舎」「交詢社」の設立にも表れているように、福澤はひとびとの交際が日本の近代化に果たす役割を重視していました。

このオンライン展覧会には、慶應義塾が所蔵する美術、考古学、歴史、貴重書などさまざまなコレクションから、「人間交際」というテーマに接続する57点の文化財が、7つのセクションにわたり出品されます。会期中には、出品作品を深く学ぶトーク・イベントのほか、展覧会にアクセスしたひとびとのコメンタリーなど、オンライン展覧会の強みを活かしたコンテンツを配信するなど、リアルではできない、デジタル空間ならではの展覧会体験を提供していく予定です。
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主な出品資料 ※括弧内は成立・制作年および担当組織
・縄文犬骨(縄文時代早期末:文学部 民族学考古学専攻)
・短冊手鑑(南北朝~江戸前期:斯道文庫)
・アルブレヒト・デューラー《四人の魔女》(1497年:文学部 美学美術史学専攻)
・唐蘭船持渡鳥獣之図 獣類之図(江戸中期~江戸末 写:メディアセンター)
・石城日記(文久元年〜2年:文学部 古文書室)
・福澤諭吉アメリカ土産 乳母車(1867年頃:福澤研究センター)
・土方巽 舞踏譜《なだれ飴》(1972年:アート・センター)

主催
慶應義塾

共催
慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻
慶應義塾大学文学部民族学考古学専攻
慶應義塾大学文学部古文書室
慶應義塾大学三田メディアセンター
慶應義塾大学附属研究所 斯道文庫
慶應義塾福澤研究センター
慶應義塾大学アート・センター

運営
慶應義塾ミュージアム・コモンズ


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