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慶應の"ドラゴン"と遊ぼう!!KeMCo新春展「龍の翔る空き地」を散策してみた🐉②〜KeMCoM企画編〜

KeMCo(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)では現在、辰(龍・ドラゴン)にスポットを当てた、KeMCo新春展「龍の翔る空き地」展 を2024年2月9日(金)まで開催中です🥳

noteでは展覧会の概要やワークショップで成果物(展示中!)ができるまでの様子をご紹介してきました😊⏬こちらもチェック!

本note記事では、展覧会会場と同じフロア、3階のRoom2で行われている「KeMCoM企画」を体験してきたので、レポートしていきます💁🏻‍♀️🗒

💭KeMCo?KeMCoM?KeMiCo??

本題に入るその前に……。「KeMCo」でよく聞く、「KeMCoM」や「KeMiCo」について改めてご紹介します💡

KeMCo(ケムコ)

そもそもKeMCo(ケムコ)は、
KeMCoKeio Museum Commons
正式名称「慶應義塾ミュージアム・コモンズ」の略称です!

KeMiCo(ケミコ)

note記事の筆者として登場するKeMiCo(ケミコ)は、KeMCoの学芸業務をサポートする学生スタッフのことです。
私自身、小文字の "i" の意味が気になっていたのですが、デスク周りに諸先輩方が残したと思しきメモが残されておりました📃

i =Inclusive(すべての人や考えに開かれた状態=CommonsとしてのKeMCo)、Initiate(はじまりの場所)、Innovative(革新的な)、Inquisive(知識欲のある状態)etc…

このような意味があるそうです👀新しい知識や経験に貪欲に、前のめりに活動していきたいところです🔥💪

KeMCoM(ケムコム)

さあ、そしてKeMCoM(ケムコム)は……??
KeMCo
Members=KeMCoM
M=Material, Make, Magical, Museum
などの意味を持ち、さまざまなオブジェクト(モノ・コト)と生み出していくクリエイティブな学生メンバーのことを指します💻🎨

三田キャンパス東別館8FのKeMCo StudI/O (ケムコスタジオ)を拠点に、それぞれの持つ興味や関心、知識や経験を共有し、塾生ならではの視点と文脈から、文化・芸術とファブリケーション(ものづくり)の新しい可能性を探求しています。

https://studio.kemco.keio.ac.jp/kemcom/
2024/01/23最終アクセス
KeMCoMの活動場所、KeMCo StudI/O (ケムコスタジオ)
大山エンリコイサム氏によるコミッション・ワーク《FFIGURATI #314》と共存するクリエイティブな空間です✨

KeMCoで開催される展覧会ごとに展開されるKeMCoMのアイディアが光るユニークな企画は大学ミュージアム・KeMCoならではの魅力の一つになっています🌸🏫

2024年、辰年の新春展「龍の翔る空き地」ではどんなKeMCoM企画が行われているのでしょうか??早速行ってみましょう!

🌟KeMCoMについて、詳しくはこちら⏬

KeMCoM企画:慶應で龍をクリエイト!?

今回、KeMCoMでは、AIなどテクノロジーの力と慶應の所蔵作品(Object Hub)を組み合わせて、慶應で龍をクリエイトできる(!?)企画が展開されています!
関わったのは文学部、理工学部、SFC…などなど、学部もキャンパスも様々な14名のメンバーだそう✨それぞれの得意な技術や、習得した技術にアイディアがかけ合わさって生まれたプロジェクトはどれも個性的で先進的!👀刺激を受けて帰ってきました😳😳会場での興奮そのままにご案内します!

①御朱印

Room2入り口に、「お好きなカードを選んで、Room2にお持ちください」の文字。なんでだろうと思いながら入室すると…

展覧会ポストカードが並んでいます⏫

御朱印コーナーがありました!

「空き地の御朱印2024」新春展の来場記念に✨

それぞれの印はKeMCo StudI/O (ケムコスタジオ)の3Dプリンターで出力したものだそうです👀
印が5種、文字が3種で、好きなデザインに仕上げることができます✨

印がたくさんでワクワク!

筆者は欲張って龍のスタンプとと勇者の剣(?)のスタンプの2種に、「慶夢庫」の墨書風スタンプを組み合わせてみました🤩

みなさんもぜひ、慶應の龍探し記念に、オリジナル御朱印をお持ち帰りしてみてください😉

②書き初めをシェア

お正月ならではの企画に、毎年恒例の書き初めがあります!
今回も会場内で書き初めができます🖌️

「龍」にまつわる言葉が人気だったので、特別企画の林羅山展も忘れないでねの気持ちでお名前を書いてみました🧑‍🏫

書いた作品は、会場内でスキャンしてアップロードされます⏬

画面を通していいね♡!もできるそう💌会場内の壁面に投影される様子を見ていると、まさにKeMCoがhubとなって喋ったことのない誰かと共通のものを一緒にクリエイトしていくような楽しさがありました🙆‍♀️🙆‍♀️

③Keio Object Hubからの出会いを広げる

KeMCoのnoteでも度々登場するObject Hub、ご覧いただいたことはありますか?これは、慶應義塾が所蔵する作品を調べることができる、いわゆる収蔵品データベースのこと💡
展覧会ごとの出品作品にアクセスすることもできます⏬

しかし、データベースを使うときは目的に合わせた検索ワードを使って調べ物をしている場合などが多く、どうしても限られた作品としか出会えない…そんな一抹の寂しさに気づいたKeMCoMからの提案として、「一期一画」というコーナーがありました🍓
⏬その様子がこちら📸

1️⃣気になるコレクションを選択します 「荒俣宏旧蔵 博物誌コレクション」を選んでみました!
2️⃣AIがランダムに5作品提案してくれます💁🏻‍♀️🎯
3️⃣もう一度押すと、別の作品が提示されます
4️⃣クリックすると、 Object Hubの作品ページに飛ぶことができます!

コロナ禍のオンライン展覧会などでデータベースの活用が進む中、オンラインも楽しいけれど、リアルならではの作品との偶然の出会いが減ってしまうような気がしていたことが思い出されます。でもこの方法なら偶然の出会いがしやすいかも…テクノロジーで可能性が広がっていくことが感じられてワクワクが高まります💕💕
「慶夢庫」に続き、ネーミングセンスが光っているのも素敵です🥺✨

④AIで龍を描く

さらにワクワクを提供してくれるのが、「龍メーカー」🐲
Object Hubの作品画像から、AIがその場で新たな龍の画像イメージを作成してくれるんです👀

1️⃣龍メーカーから龍に関係する作品4点(ランダム!)が表示されます
2️⃣好きな作品を選択✔️
今回は左から2番目の「龍門字納鏡」を選んでみました
3️⃣すると、AIが選んだ作品から着想を得て、アレンジを加えてくれました!⚡️
4️⃣完成したAIドラゴン作品は、ダウンロードできます!
鏡の形を残しながらも、ドラゴン風味の強い鱗などがなかなか生々しさのある龍が完成しました😳✨

今のところ順調に龍を生産しているAIですが(出来上がり画像は会場で一覧を見ることができます!)弱点は文字だそう。こんな感じに仕上がっていました⏬

この作品が…
こうなった⏫🐉

明らかな龍の姿ではないですが、文字をイメージとして捉えて龍に変換するセンス、なかなか面白いですよね…!他言語を見るときの感覚に近いような。その一つ一つが龍のイメージになっているので、さながら魔法呪文のようです。

このクリエイティブかつテクノロジーを感じるコーナーは、ご来場の皆さまに特に人気があるそうです👀💻会場では制作に関わったKeMCoMメンバーの方にぜひたくさん話しかけてその秘密を探ってみてください👂

⑤ARフィルターで龍と遊ぶ

さらに!ここでは、ARフィルターを通して展覧会に集う龍たちと遊ぶこともできます。

Instagramのフィルターを3種作成されたそう⏫

手書きの龍で自分の顔を彩ったり、龍を連れてイライラ棒のようなゲームをしたり。また、ポスターに没入していくようなエフェクトでは、会場の龍が動いて画面内に登場します🐲
ARフィルターだと、会場外にも龍を連れ出せるので、印象が変わる面白さを感じました!
KeMCoMのInstagramアカウントから、フィルターをゲットすることもできるようです💁🏻‍♀️要チェック!👀


さいごに

KeMCoMの皆さん、ご案内いただいてありがとうございました!
少しドキドキしながら一人で伺いましたが、スタッフの皆さんのおかげでとても楽しく興味の尽きない時間を過ごすことができました☺

ご紹介した企画の他にも、これまでのKeMCoMの活動が詰まった本棚には、Zine(ジン)や3Dプリンターで制作した作品が並んでいるなど、KeMCoMが発信するものづくりのワクワクを一身に感じることができるRoom2になっています🌟

KeMCoM企画で、慶應の龍が集う地でありかつ、デジタルな龍が翔ける空き地そのものへと進化しているKeMCo✨皆さまもこの機会に龍と戯れてみませんか??


新春展2024「龍の翔(かけ)る空き地 唐様前夜:林羅山とそのコミュニティ」

日付|2024年1月10日(水)~ 2月9日(金)11:00–18:00 土日休館
特別開館 1月20日(土)、2月3日(土)
臨時休館 1月22日(月)、2月5日(月)
場所|慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)    
入場|どなたでもご覧いただけます・無料
共催|慶應義塾ミュージアム・コモンズ、慶應義塾大学附属研究所 斯道文庫
協力|慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾大学信濃町メディアセンター(北里記念医学図書館)、慶應義塾大学日吉メディアセンター、慶應義塾大学文学部古文書室、慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻、慶應義塾福澤研究センター、慶應義塾大学三田メディアセンター、慶應義塾大学文学部民族学考古学専攻


文責:KeMiCo Ami, Honoka


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