Keio Museum Commons (慶應義塾ミュージアム・コモンズ)
大山エンリコイサム Altered Dimension
都市のさまざまな空間に名前をかき残していくライティング文化に関心を寄せ、エアロゾル・ライティングの文字形体を抽象化し再解釈した独自のモティーフ「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」を展開する美術家・大山エンリコイサム。 大山の問題意識のひとつとして、QTSにおける正面性の問題がありますが、近年はそこから派生し、平面と立体、二次元と三次元の揺らぎのなかに生じる重なりやずれへとその関心を広げています。また、QTSが横断する支持体の素材や、その組み合わせによって、知覚を揺さぶるような実験的制作にも取り組んでいます。 新作を中心とした本展覧会では、単純に切り分けることのできない次元のつらなりや、システムの乱れから生じる事象を通して、QTSの新たな造形を引き出そうとする大山の思考に迫ります。

学生スタッフレポ! 「大山エンリコイサム Altered Dimension」展トーク・イベント|大山エンリコイサム × 青木野枝
トーク・イベント大山エンリコイサム × 青木野枝現在KeMCoにて開催中の展覧会「大山エンリコイサム Altered Dimension」に際し、去る11月11日、慶應義塾大学三田キャンパス G-Lab(東館6階)にて「トーク・イベント|大山エンリコイサム × 青木野枝」が開催されました。その様子について、学生スタッフがレポートします。 イベント開始 登壇者紹介まずはモデレーターを務めた渡部さんの提案で、大山さんと青木さんが自身の作品や関心を互いに紹介することから始め、そし
KeMCo新春展 虎の棲む空き地
KeMCoでは、新しい年のはじまりを祝うべく空き地に虎を棲まわせました。 慶應義塾のコレクションから集った、様々な時代や地域、メディアに渡るオブジェクトが並ぶ空き地で、「虎」を探してみてください。 あわせて、KeMCo建設時に行った発掘調査の最新情報をコーナー展示としてお届けします。新しい年の始まりに、大学の文化財を巡る活動に触れる機会となれば幸いです。
「我に触れよ(Tangite me)」展
「我に触れよ(Tangite me):コロナ時代に修復を考える」展をより深く知ることのできる記事をまとめました 展覧会のご予約はこちら https://kemcoffice.notion.site/Tangite-me-72afd2f2cb7f47f68c8a70b01b435b43
「オブジェクト・リーディング:精読八景」展
慶應義塾大学の三田キャンパスで活動する8つのチームが連携して企画する展覧会。寓意に満ちた銅版刷の女達、縄文時代の犬の骨、下級武士の江戸絵日誌、踊りの指示書、和歌短冊のアルバム、多色刷りの戦争図、しかけ絵の中の珍獣・・・展示室にならぶ謎めいたオブジェクトたちをご紹介します!